北海道を離れ、4月から岐阜県の森林文化アカデミーでの暮らしが始まります。
木工職人の夢はまだ始まったばかりですが、これまでの経緯を振り返っていきたいと思います。
こどもの頃から釣りが好きで、近くの池でフナを釣ったり、自転車というアイテムを得てからは遠征して、川で流し毛鉤釣りでオイカワを釣ったりして遊んでいました。
社会人になっても休日はほぼ釣りに行っていました。
釣り好きが高じて始めたHPは新聞の夕刊に紹介されるようになりました。
(現在は更新していませんが、復刻版として一部ですが
「北海道釣り紀行」http://wwu.phoenix-c.or.jp/~yamabe/index2.html
で見ることができます。)
しかしながら、子供ができ、家を建ててからは生活が一変しました。
釣りは年に2、3回行くぐらいで、もっぱら家で子守りや庭仕事です。
庭はカーポートだけ業者に依頼し、そのほかは全て私に任されました。
手始めに建てたミニログハウス。
これが私の木工生活の始まりです。
そして、1年1年が加速度を増して過ぎていきます。
気づけばもうこの年です。
たまたま読んだ記事に次のようなことが書かれていました。
「定年後に新しいことを始めるなら、少しずつ準備を始め、シフトチェンジをスムーズに行えるようにしておいたほうがいいでしょう。」
この時(確か40代後半)、定年後のことなんてその時になって考えればいいと思っていました。
・・・でも、確かにその通りだな。
しかし、やりたいことが・・・全然見えてこない!
・・・再就職の道も残ってるしなあ。まあ焦らず考えていこう。
1年ごと会う友人には「退職後はギター職人になる。」とか「螺鈿職人になる。」とか「移動販売車でたこ焼きを売る。」最後には「自分探しの旅に出る。」など毎年違う夢を語っていました。
でも今思うと「何か物作りがしたい。」という気持ちは変わらなかったように思います。
そして、ついに出会いの日がやってきます。
それは、現在も放映中の「人生の楽園」というテレビ番組です。
X世代の性でしょうか。
私の人生の転機はいつもテレビがあります。
大阪で浪人中に見たドラマ「北の国から」。
エンジニアを目指し勉強中でしたが、この作品と恩師の影響もあって文転し、北海道にやってきました。
・・・話がそれました。
この日の番組主人公は、お弁当箱を作っている職人さん。
そして、その方が通っていたのが、森林文化アカデミーです。
・・・やっと、辿り着きました。前置きが長ーい。
番組終了後、早速HPを検索。
・・・なるほどー、林業や木育、建築、木工が学べる面白い学校だな。
ですが、この段階では
・・・ここに入って勉強したーい!
までではなく、こちら学校のHPの更新をチェックするぐらいでした。
決定的に入学の気持ちが固まったのは、このブログのきっかけとなった「グリーンウッドワーク」の本との出会いです。
実際に作品を作っていくことで学びたい気持ちが大きくなっていきました。
3年前の記事ですが、熱いですねー!
でも私の予言通り、こちらの本「グリーンウッドワークのバイブル」となりましたね。
まだまだ話が続きそうなので、続きは次回に。
・・・すんなりと入学までいかないんですよねえ。これが・・・
♫人生なめずに飴な〜めてえ〜
それではまた。
よろしければ