小さな新聞広告で見つけたこちらの本
「小さい林業で稼ぐコツ:軽トラとチェーンソーがあればできる」
林業といえば、重機などを使って大勢でやるイメージだけど、一人でもできるのかな?
そんな疑問から、すぐにポチッとネット注文。
表紙のような絵や写真を使って林業を知らない私でもわかりやすく、サクッと読むことができました。
山の管理を森林組合に任せずに、自分で木を切って売る方法がいくつか紹介されています。
薪で売る、木の駅で売る、木質バイオマス発電所に持ち込む、小径木を森林組合に売るなど、取り組みごとに5、6ページでまとめられています。そのほか、チェーンソーの使い方や木を運ぶ機械や道具などの記事もあります。
第1弾はどちらかというと針葉樹の話でしたが・・・
なんと!第2弾は広葉樹で稼ぐコツが紹介されています。
題名もそのまま「小さい林業で稼ぐコツ2:裏山は宝の山、広葉樹の価値発見」
前作同様、それぞれ稼ぐ方法が5、6ページで絵や写真を使ってまとめられています。
針葉樹とは違って広葉樹の使われ方は樹種によっても違うので稼ぎ方も様々です。そのため、記事もクヌギ・コナラ・ミズナラ・クスノキ・ヤナギ・ウルシ・トチノキ・シラカバ・イタヤカエデ・センダンなど樹種ごとに分かれています。それぞれとても興味深いものばかりでした。特に、クヌギの木を使って原木椎茸栽培をする傍らカブトムシやクワガタを育てネットで販売、カブトムシの糞も有機肥料として売り出す取り組みが面白かったです。
さらに、グリーンウッドワークの記事も2ページ程でしたが記載されていました。私もネットやyoutube動画で拝見したことがあるスーパー生木ラボさんの取り組みです。作品の販売は、ウェブサイトやSNSが主なようで、売上は月10万から25万円あるそうです。
グリーンウッドワークをしていると一番のネックが生木の調達です。
どうやって手に入れようかといつも苦心しています。
そんな中、いろいろな生木の販売方法が増えてきています。
『里山資源の八百屋「八百材舎」(やおざいや)始めました』 という記事では「木材の八百屋さん」をコンセプトに、丸太や枝葉、チップ、板材、薪などいろいろな販売方法を紹介しています。特に力を入れているのが生木の販売だそうです。コロナ禍による巣篭もりでアロマや芳香剤が人気でクロモジやヒノキの枝葉が売れているようです。また、グリーンウッドワークによる需要も伸びてきており、山桜、クリ、リョウブ(径30cm、長さ50cmで1本2000円)がよく出ているのだとか。
また、岩手県森林組合連合会では、2014年からウェブによる入札方式を導入。会員制で補償金10万円預けるとIDとパスワードが発行され入札に参加できます。入札は「㎥単価入札」で特殊材はオークション形式で行われます。桜は平均単価21,835(円/㎥)でした。
北海道でも木材の八百屋さんがでてこないかなあ・・・
それではまた。
よろしければ